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闇金融というウラの仕事をしていることもあり、人から恨まれることも多い通称ウシジマくん(以下:丑嶋)。今回は、「ヤクザくん」編のネタバレと感想をご紹介します。
債権者や、丑嶋の周りの人間が主人公となることが多いこの漫画ですが、この物語の主人公は丑嶋本人です。敵対している猪背組の滑皮秀信(以下:滑皮)、過去に丑嶋にメンツを傷つけられ、丑嶋を狙う蛇腹組の飯匙倩との抗争模様が描かれています。
「ヤクザくん」編のネタバレ
ある日丑嶋が、自身が社長を務める闇金「カウカウファイナンス」の部下である柄崎、加納と飲んでいると、滑皮から「千葉の漁港で朝飯でも食おう。」と連絡が入ります。
夜に車を走らせ、滑皮の待つ港へ向かった丑嶋。滑皮と共にコンビニで買った朝食を食べ終えると漁船に乗って沖に出ます。「2.3日預かって欲しいものがある」滑皮は丑嶋に拳銃を突きつけます。
「お前がだめなら柄崎か加納に預かってもらう」と切り出す滑皮。その言葉を聞き、二人を巻き込みたくないと考えた丑嶋は、結局滑皮から拳銃を預かることとなりました。
一方、過去に丑嶋にメンツを傷つけられ(16~17巻:楽園くん編)、その復讐を企んでいる飯匙倩は、丑嶋とカウカウファイナンスの社員を自身の部下に監視させます。
そこには過去に丑嶋によって母親を債権者にされ(2巻:ヤンキーくん編)、その仕返しをするべく飯匙倩に寝返ったカウカウファイナンスの社員、加賀マサル(以下:マサル)も帯同していました。
飯匙倩によって危機にさらされる丑嶋たち
マサルから丑嶋やカウカウファイナンスの社員の情報を受け取った飯匙倩は、早速仕返しをしようとカウカウファイナンスに突入。丑嶋を外へ連れ出すことに成功します。
しかし偶然居合わせた滑皮と鉢合いとなり、飯匙倩と滑皮が衝突。結果的に丑嶋は滑皮に匿われることになります。
丑嶋の連れ去りに失敗した飯匙倩は丑嶋をおびき出すべく、自身の子分を使って丑嶋の舎弟社員である加納を倉庫に拉致。「死にたくなかったら仲間を売れ」と加納に拷問します。
滑皮に匿われた先で、加納が拉致されたことを聞いた丑嶋。時を同じくして、丑嶋の幼馴染であり探偵をしている戌亥が、飯匙倩の子分が運転する車にGPSを仕込み、結果として加納が拉致された場所を特定します。
丑嶋は柄崎に滑皮から預かった拳銃を持ってくるよう指示。柄崎と合流すると、柄崎を巻き込まないようにと柄崎を気絶させ、ひとりで加納が拉致された場所へと向かいます。
丑嶋を待っていたのは、絞殺体となった加納でした。
仲間を殺された丑嶋は飯匙倩殺害を決意
加納の周囲を探り飯匙倩の居場所を突き止める過程で、丑嶋は滑皮から預かった銃が使い物にならないことを知ります。そこで丑嶋は火炎放射器と可燃性の液体、レーザーの3つを駆使して飯匙倩を殺すことを決意します。
倉庫の行き止まりとなっているところに可燃性の液体を入れたビニール袋を置き、あたりには消火器に偽装させた火炎放射器を設置。倉庫内に落ちていたスマートフォンを鳴らすことで、その場所に飯匙倩をおびき寄せようとします。
スマートフォンが鳴り、飯匙倩がその場所に到達。丑嶋がレーザーを使って可燃性の液体に着火しようとしたその時、なんと運悪く丑嶋のスマートフォンも鳴ってしまい、丑嶋は飯匙倩に見つかってしまいます。
飯匙倩に拳銃を突きつけられてしまう丑嶋。何とか飯匙倩を殺す機会を伺います。そんな丑嶋の体に向かって、飯匙倩は拳銃を発砲。「俺がどれだけムカついているか分かるか?」「てめーの仲間を一人残らず始末する」とまくし立てます。
その隙をついて丑嶋が可燃性の液体に向かってレーザーを照射。飯匙倩は「新兵器でやり合うつもりか」と笑いながら丑嶋に発砲を続けます。その時、可燃性の液体に火が着いて爆発。飯匙倩は巻き込まれ、炎に包まれました。
炎に焼かれる飯匙倩を後目に、丑嶋はその場を脱出。絞殺体となった加納に手を合わせ、「山に埋める訳にはいかねーだろ?」と一声かけ、加納を放置したまま倉庫を後にします。
そこへ柄崎が丑嶋を助けようとやってきて、丑嶋と合流。「飯匙倩の野郎はまだ倉庫の中ですか?」と質問する柄崎に「もう終わった」と丑嶋は回答。加納が亡くなったことを柄崎に伝えます。
「助けに来てくれてありがとな。」そう柄崎に告げる丑嶋。「ほとぼりが冷めたらマサルからキッチリケジメを取る」「加納の葬式はそれから」と柄崎と話し合い、その場から去っていきました。
「ヤクザくん」編の感想
これまでの物語では、丑嶋は基本的に貸したお金が戻ってくればそれで良く、それ以上のアクションを起こすことはありませんでした。しかし、この物語では、初めて丑嶋が自分の意志で敵対する人間を殺害しています。
飯匙倩に捕まった当初、丑嶋は飯匙倩から逃げようとする意志は見せたものの、返り討ちにするという考えは見せていませんでした。柄崎に銃を持ってこさせたのも、あくまで護身用と考えられ、銃で殺害するという考えも無かったのではないかと考えられます。
もうひとつ、これまでの物語に無かった描写が、丑嶋サイドの人間の死です。丑嶋の元で働いていた加納が飯匙倩に拉致され、最終的には絞殺体で見つかっています。
加納の死体を発見した時、丑嶋は飯匙倩を殺そうと決意したのではないかと考えられます。丑嶋は冷静沈着で感情をほとんど表に出す人間ではないものの、非常に仲間想いで義理人情に厚い一面も併せ持っています。
たとえ相手がヤクザであっても、仲間を殺されたとあってはただではおかない。丑嶋なりの加納への弔いの気持ちや正義感が、飯匙倩の殺害という一線を越えるような行動を起こさせたのではないでしょうか。
- 「ヤクザくん」編では丑嶋と飯匙倩の対立が描かれている
- 「ヤクザくん」編で初めて仲間の死が描かれている
- 丑嶋が自分の意志で殺害する様子も描かれている
いかがでしょうか。
以上が「ヤクザくん」編のネタバレと感想です。
「ヤクザくん」編は33巻~36巻に収録されています。
まだ読んだことがないという方は、ぜひ読んでみて下さい。