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債権者であっても、真面目に返済してくる者にはアドバイスをすることもあるウシジマくん(以下:丑嶋)。今回は、「洗脳くん」編のネタバレと感想をご紹介します。
動画サイトで過激な内容の動画のタイトルに【閲覧注意】と記載されている場合があります。もし漫画にも同じようにできるのであれば、この「洗脳くん」に【閲覧注意】と付けるべきでしょう。それ程過激な内容になっています。
主人公は上原まゆみ(以下:まゆみ)。雑誌の出版社に勤めるごく普通の女性ですが、ある出会いをきっかけに、彼女の運命の歯車は大きく狂わせられることになります。
「洗脳くん」編のネタバレ
この物語の主人公であるまゆみは、出版社「ノマド」で編集者として働く28歳のOLです。年齢的にも結婚を考え始めているものの、現在付き合っている「ハシくん」は精神的に幼く、仕事にも結婚でも前向きではないため、彼との結婚は考えていない様子。
そんなまゆみが心の拠り所にしているのが占いです。スピリチュアルカウンセラーである勅使河原に心酔しており、毎日のように相談を持ちかけます。
ある雨の日、まゆみが雨宿りをしていると神堂大道(以下:神堂)と出会います。
ジョギングという共通の趣味があり、神堂と急速に中を深めるまゆみ。ついには神堂から結婚を申し込まれます。ハシくんのこともあり、当初は困惑していたまゆみでしたが、「その男性を受け入れなさい」という勅使河原からの言葉もあり、神堂との結婚を決意します。
しかし、神堂の正体は結婚詐欺師。過去には自らの手を汚さず人を殺めたこともある犯罪者です。まゆみが心酔していた勅使河原もグルで、資産を奪い取る目的でまゆみに近づいたのでした。
まゆみを洗脳し、家族と殺し合いをさせる神堂
まゆみと婚約後、紳士的で優しかった神堂は豹変。ハシくんを始めとした男性の連絡先を消去させたほか、食事や水を与えない、寝かせないなどの「躾」をまゆみに与えます。
さらに神堂の策略によって間接的に死体遺棄を手伝わされてしまったまゆみは罪の意識に苛まれ自殺を図ります。幸いにも未遂で終わりましたが、神堂は、「まゆみが罪を犯すような人間になってしまったのは家族に原因がある」とし、上原一家を監禁します。
神堂は拷問と虐待によってまゆみ達をマインドコントロール下に置き、お互いの不満をぶつけさせることにより相互不信を起こして逆らえなくした後、家族同士で虐待をさせるように仕向けます。
その結果、まゆみの父である重則が死亡。その死体処理も上原一家に行わせます。重則の死によって相互不信はますます強まり、より互いに傷つけ合うようになります。
そんな中、神堂に丑嶋の闇金融「カウカウファイナンス」から妊娠したと嘘をついて100万円を搾取してくるように指示されたまゆみは丑嶋に会いに行きます。「証拠を見せろ」と丑嶋から言われたまゆみ。簡易キットで検査し、本当に妊娠していることが発覚します。
一方、神堂は次のターゲットとなる予定に女性に対し、まゆみの時と同じように求婚。言葉巧みに女性を騙しマインドコントロール下に置こうとしていました。
人を次々と陥れて利益を得、邪魔な人間は自身の手を汚さずに始末していく神堂。しかし、そんな神堂の悪行は突如終わりを迎えます。
まゆみの返済が行われていないことや、お金を借りに来たまゆみの様子がおかしかったことを不審に感じていた丑嶋が、借金の取り立てと称して上原家が監禁されていた場所にカウカウファイナンスの従業員とともに突入します。
神堂は丑嶋を殺そうとしますが、あえなく返り討ちに。まゆみの借金や迷惑料などで200万払うように丑嶋に言われ、丑嶋たちに連れ去られます。
新たに婚約を申し込んだ女性を騙し200万円を用意した神堂は、丑嶋たちから解放され、上原家を監禁している場所へ戻りますが、神堂が戻ってくる間に、神堂をマークしていた警察に証拠を押さえられ、神堂は逮捕されます。
神堂の逮捕後、上原家の裁判が始まり、神堂には死刑判決が下されました。一方まゆみには死体遺棄で、懲役6年の判決が下されました。
数年後、まゆみの仮釈放
裁判から数年後、まゆみは仮釈放されビルの清掃員として働いていました。仕事が終わり、ファストフード店でコーヒーを飲んだ後、街へ出たところで丑嶋と出会います。
人と話すことが久しぶりだったまゆみは丑嶋に自分のことについて語りだします。編集者になったきっかけは絵本だったこと。丑嶋から借りたお金で中絶せずに子どもを産んだこと。いけないと思いながらもその子に会いに行ったこと。
話しながら涙ぐむまゆみに、丑嶋はそっとポケットティッシュを差し出すのでした。
「洗脳くん」編の感想
この話は、北九州監禁殺人事件という、実際に起こった事件がモチーフになっています。あまりにも残虐性が高く報道規制がかけられたこの事件は、主犯格の男が自分の手を汚さず、ある一家を殺害したというものです。
この主犯格の男は、自ら殺人を犯さなかったにも関わらず死刑判決を受けています。
漫画にするにはタブーともいえる内容ですが、あえて漫画化することで事件を風化させないように、そして二度とこのような事件が起きないようにと読者に呼びかけているのだろうと考えられます。
ちなみにこの話はドラマウシジマくん3で実写化され、さまざまな反響を呼びました。
- まゆみは勅使河原という占い師に心酔し、結婚を焦っている
- まゆみは雨の日に神堂と出会う
- 神堂と勅使河原はグルで、財産を奪おうとまゆみに近づいた
- 神堂の策略により、まゆみは間接的に死体遺棄を手伝ってしまう
- 神堂のマインドコントロールで、まゆみの家族も神堂の手に落ちてしまう
- 全てを目論見通りにしようとする神堂だったが、丑嶋の制裁を受けることになる
- 悪事が暴かれ神堂は死刑、まゆみは懲役6年の判決を受けた
いかがでしょうか。
以上が「洗脳くん」編のネタバレと感想です。
「洗脳くん」編は26巻~28巻に収録されています。読んだことがないという方は、ぜひ手にとって読んでみて下さい。
既に読んだという方も、読み返すことで新しい発見があるかも知れませんよ。